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ほいで、調子に乗って買っちゃったんだ、コレ。

俺的には色々と込み入った萌えが発動したんだけど、書いちゃう?書いちゃう?
萌えの事始めは、まあ、要するに、このフロート、どこに結合してるんだろう、って疑問で。

あ、ハセガルのフロートもフロート付け根も、非常に品質高いんで、安心して作れるんですが、フロート付け根は車輪格納部やらと複雑な関係になっているので、強度的にはちょっとヤバげ。
で、車輪格納部にフロートがくっついてるってのは、この直前の単桁に結合してるんだな、ってのはすぐわかるわけでs。
スピットは単桁構造機としては時代的に洗練されていて、Bf109よりも洗練度合いが高く、結果としてエアフレームの性能寿命も長かった、と言えると思う。車輪が前縁ではなく、ちょっと後ろに納められているのも、単桁とその前方が構成するモノコックを逃れるため。
このモノコックの最も強度の高い部品の単桁に、フロートがくっついているんだな、と思ったわけで。
しかもこのフロート、完全な単桁片持ちで、支柱が無い。スピットのような前方視界の悪い飛行機だと、視界を得るために横滑り斜めって飛びながら下りてくることもあるわけで、強度にはそれなりの自信があったみたい。
で、まあこのフロート自体も、スピットの兄弟みたいに美しいラインで作られてるのね。

で、かなりピッチアップで、滑走する画像も残っていたりして、まあスピットみたいに前方視界の悪い機体でよくも、と思う。
この前方視界の悪さも、ミッチェルらは判っててやってる感じだけどね。その辺も萌えどころで。スピットって、ハリケーンやタイフーンと比べると(どちらもシドニー・カムの作品だけど)あからさまにコックピットを胴体に埋め込んだ設計だし。
それはスピット直前の試作機タイプ224もそうなんだけど、RAFのその仕様には意味が無い、とミッチェルらが思っていたんじゃないか、と。スパイトフルなんか、やっぱりコックピット位置が上にあげられているわけで。
で、キットのままだと怖いので、いろいろと補強策を打ってるわけですよ。

真鍮線をタイヤハウスと、翼の両方に仕込んでおいて、フロート付け根はゴム系接着剤でがっちり固定しておく、と。
足りなければ裏から穴をあけて、接着剤を充填してもいいし。

フロートってのは重量はそれほどでもないらしいんだけど、空力的にかなり大きいので、水上機の尾翼はたいてい拡大されてるのです。零観とかも試作時代にはトラブル続出で、何度も拡大してた。
スピットは、これもたぶんミッチェルチームの確信なんだろうけど、タイプ224とかハリケーンタイフーンスパイトフルに比べると明らかに小さいのねん。代わりにスマートな胴体を長くとってる。モーメントアームを大きくして、垂直尾翼面積を小さくしてる。構造重量と、摩擦抵抗の両方を小さくしたかったみたい。ミッチェルらから見れば、RAFの要求は過剰だったんじゃないかと。
水上機になってもこんだけ小さくて、さらに試作機は一時期は、スピットの通常の垂直尾翼の下に安定板を拡張しただけだったりする。さすがにそれでは垂直尾翼面積が小さすぎたんだろうけど。

ハセガルフロートスピット最大にして唯一の弱点がここで、インストでも、調整してね♪(意訳)と書いてある。
パーツの品質自体は高い。
そして、僕は、過剰強度をここに実装する。

半日の工作でここまでさっくり来られるんだから、ハセガルのフロートスピットは買いですぜ。まだ残っているなら。
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